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不動産買取の流れは難しい?不動産売却との違いと進め方を図解で解説

不動産売却ノウハウブログ

木下 純也

筆者 木下 純也

不動産キャリア36年

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不動産を買取で売ると決めても、実際の流れや期間、必要な準備がわからないと、不安なまま手続きを進めることになります。
また、仲介による不動産売却との違いを理解していないと、本当に自分に合った方法を選べているのか判断しにくいものです。
そこで今回は、不動産買取の流れを最初のお問い合わせから決済・引き渡しまで、図解でイメージできるようにわかりやすく解説します。
あわせて、仲介による不動産売却との比較ポイントも整理し、売主の状況に応じてどちらが向いているかの目安もお伝えします。
これからスムーズに不動産買取を進めたい方は、全体像をつかむためのガイドとして、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

不動産買取と仲介の違いと向いている人

不動産買取は、不動産会社が買主となり、売主と直接売買契約を結ぶ方法です。
一方で仲介は、不動産会社が買主を探し、売主と買主の間を取り持つ方法です。
仲介では査定、媒介契約、広告や内覧対応などの販売活動を経て、買主が見つかってから売買契約と引き渡しに進む流れが一般的です。
これに対して買取は、査定から価格提示、売買契約、決済・引き渡しまでの工程が比較的少なく、手続きが簡潔になりやすい点が特徴です。

売却までの期間にも大きな違いがあります。
仲介の場合、査定依頼から引き渡し完了までおおよそ数か月を要することが多く、一般的な目安としては約3〜6か月とされています。
これに対して買取は、不動産会社が買主となるため買主探しの期間が不要で、査定から売買契約、決済までが数週間程度で完了する事例が多いとされています。
このように、同じ不動産売却でも、選ぶ方法によって売却スピードや手続きの流れが大きく変わります。

買取が特に向いているのは、売却スピードを重視したい人や、周囲に売却の事実をあまり知られたくない人です。
仲介では広告や販売図面などで広く情報を公開するのが一般的なため、近隣に売却の情報が伝わりやすくなりますが、買取では不動産会社との直接取引となるため、比較的静かに手続きを進めやすいとされています。
また、内覧対応や細かなリフォーム対応の負担を減らしながら、早期に現金化したい場合にも、買取は検討しやすい売却方法です。

項目 買取の特徴 仲介の特徴
売却スピード 数週間で成約可能 約3〜6か月が目安
売却活動の有無 広告・内覧ほぼ不要 広告掲載と内覧対応
周囲への露出 近隣に知られにくい 売却情報が広まりやすい

買取を選ぶ前には、メリットとデメリットを整理しておくことが大切です。
一般的に、仲介に比べて買取価格は相場価格の7〜8割程度にとどまる傾向があり、売却スピードと価格のバランスをどう考えるかが重要な判断材料となります。
一方で、仲介手数料がかからないことや、契約不適合責任が限定的または免責となる契約形態が多いことから、売主側の手間やリスクを抑えやすい側面もあります。
売却までの期間の目安や、希望する価格・スケジュールを踏まえながら、自分の状況に合った方法を検討することが大切です。

図解でわかる不動産買取の全体の流れ

不動産買取の流れは、大きく「お問い合わせ」「査定依頼」「現地調査」の順に進みます。
まずは電話やお問い合わせフォームなどで、物件種別や所在地、おおよその広さなどを伝えて査定を依頼します。
次に、権利証や登記事項証明書、固定資産税納税通知書、間取り図などを準備し、内容を確認しておきます。
最後に、担当者が現地に出向き、建物の状態や周辺環境、日当たりや騒音状況などを実際に確認します。

現地調査が終わると、その結果と周辺の成約事例や公的な地価情報などを基に、買取価格の検討が行われます。
そのうえで、売主に対して買取価格と条件が提示され、引き渡し時期や残置物の扱い、測量の要否などを含めて具体的な相談を進めます。
条件に納得できれば、重要事項説明を受けた後、売買契約書を読み合わせ、手付金や違約時の取り扱いなどを確認します。
内容に問題がなければ、署名押印を行い、正式に売買契約が成立します。

売買契約の締結後は、決済日までに抵当権抹消の手配や必要書類の収集を進めます。
決済当日は、金融機関などに集まり、売買代金の支払いと同時に鍵の引き渡しや関係書類の受け渡しを行います。
司法書士が所有権移転登記や抵当権抹消登記の申請を行い、登記が完了すると名義変更が正式に終わります。
全体の期間は物件や条件により異なりますが、査定依頼から引き渡しまでおおよそ数週間から数か月程度で進むことが一般的です。

段階 主な内容 売主側の準備
お問い合わせ・査定依頼 物件情報の概要確認 所在地や面積の整理
現地調査・価格提示 建物状況と周辺環境確認 権利証や図面の準備
契約・決済・引き渡し 売買契約締結と代金受領 鍵と必要書類の用意

不動産売却(仲介)と買取の流れを比較しながらチェック

まず、不動産売却(仲介)の一般的な流れを押さえておくと、買取との違いが理解しやすくなります。
国土交通省や公益財団法人不動産流通推進センターの資料では、査定、媒介契約、販売活動、売買契約、引き渡しという順序が基本とされています。
このうち販売活動の期間は、購入希望者の反応次第で数か月に及ぶこともあり、内覧対応や価格交渉など売主側の関与も多くなります。
一方で、市場に広く情報を出すことで、成約価格は相場に近づきやすいとされている点が仲介の特徴です。

これに対して不動産買取は、不動産会社が買主となるため、販売活動や多数の内覧対応が不要になる点が大きな違いです。
一般に、買取価格は仲介での成約想定価格の約7~8割程度とされる一方、最短で数日から1か月前後で現金化できるケースもあるとされています。
また、仲介では買主との間で細かな条件調整が必要になるのに対し、買取では条件があらかじめ整理されていることが多く、売主の手間や心理的負担を抑えやすいという特徴があります。

このように、仲介と買取では「売却にかかる期間」「売主に必要な対応」「最終的な手取り額」のバランスが異なるため、自分の状況に合う方法を比較しながら検討することが重要です。
例えば、少し時間がかかってもできるだけ高く売りたい場合は仲介が選ばれることが多く、売却時期が決まっている、住み替えや相続整理で早期の現金化を重視したいといった場合は買取が候補になります。
それぞれの流れと特徴を整理したうえで、自分にとって優先度の高い条件を明確にすると、後悔の少ない売却方法を選びやすくなります。

項目 仲介の特徴 買取の特徴
売却期間の目安 販売活動含め数か月 条件合致で短期間
売却価格の傾向 相場に近い価格期待 相場の7~8割程度
売主の手間 内覧対応や交渉多い 手続き中心で負担小
周囲への知られ方 広告掲載で情報拡散 市場に出さず静かな売却

不動産買取をスムーズに進めるための事前準備

不動産買取の査定を受ける前には、権利関係やローン残債、土地の測量状況などを整理しておくことが大切です。
具体的には、登記事項証明書で所有者や抵当権の有無を確認し、住宅ローンの残高証明書で完済に必要な金額を把握します。
あわせて、土地について過去に確定測量が行われているか、境界標の有無や隣地との境界トラブルの有無も確認しておくと、買取の査定や手続きがスムーズに進みやすくなります。
さらに、リフォーム履歴や修繕記録、管理規約や重要事項に関わる書類も整理しておくと、査定時の説明がしやすくなります。

不動産を売却した場合には、翌年の所得税や住民税の申告が必要となる場合があります。
まずは国税庁のホームページで「譲渡所得」や「特別控除」などの制度を確認し、自分の売却がどの制度に当てはまるのか、概要だけでも把握しておくと安心です。
あわせて、自治体のホームページで固定資産税や住民税に関する案内を確認し、売却後の税負担の見通しを持っておくと、手取り額のイメージがつかみやすくなります。
不明点がある場合には、税務署や自治体の相談窓口で直接確認しておくと、後から慌てずに済みます。

不動産買取を検討する際には、希望する売却時期や引き渡し時期、さらに譲れない条件を整理しておくことが重要です。
たとえば、「いつまでに現金化したいか」「いつまで住み続けたいか」「残置物をどうするか」といった具体的な希望を紙に書き出しておくと、相談時に意思を伝えやすくなります。
そのうえで、不動産買取の全体の流れを踏まえ、査定から契約、決済までに必要な期間を逆算しながらスケジュールを組むことが大切です。
こうした準備を整えてから相談すれば、担当者との認識のずれを防ぎ、スムーズな買取につながります。

準備項目 具体的内容 準備の目的
権利関係の確認 登記事項証明書の取得 所有者や担保権の把握
資金面の整理 ローン残高や税金確認 手取り額と返済計画把握
条件整理 売却時期や希望条件 相談時の意思表示の明確化

まとめ

不動産買取は、仲介より売却スピードが速く、内覧対応や広告の負担が少ない反面、価格が抑えられやすいといった特徴があります。
ご自身の状況や希望時期、手元に残したい金額を整理したうえで、買取と仲介の流れを比較しながら検討することが大切です。
当社では、査定から契約、引き渡しまでの具体的なスケジュールや必要書類も、初めての方にもわかりやすくご説明いたします。
「自分にはどの売却方法が合うのか知りたい」「できるだけスムーズに現金化したい」など、気になる点はお気軽にご相談ください。

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